【ひるめし映画感想】生田斗真、広瀬すず主演「先生!」を見て23歳喪女が叫ぶ事

私はここで語れるほど映画を見ないし、なんなら映画館に出向くことなんて1年に1回あるかないか。有村昆もびっくり。

 

しかし韓国留学生活も4カ月目を迎え、ある意味大人のロングバケーションと化している今日この頃、テレビがない牢獄のような寄宿舎生活で唯一の頼れる存在、youtubeも最近見すぎて最終的に行き着くロールアイスをひたすら作る動画ももうコリゴリ。わかったわかった氷ボリボリ喰う狂った遊びはもうやめな?

 

先生が何言ってるかわからなくなってきた苦痛の授業を終え、待ちに待ったお昼ごはん。いつもはyoutubeを流し見しながらラーメンとキンパをむさぼり食らっているのですが、こうも毎日見るとよくチェックするユーチューバーも更新が私に追いつかなくなってくる。そこで最近私はPCで映画を見ながらお昼タイムを過ごすようになりました。

 

映画を他人と見に行くと物語始まって早々横で「ここは昼下がりのカフェか」と言いたくなるくらい話しかけてくる子っていませんか?

挙句の果てには、映画の内容の個人的見解を発表してみたり、たまにコナンくんばりの推理力で次の展開を耳打ちしてきたりして、謎の副音声(友人ver)で映画を終えることも・・・

私はひたすら物語の主人公に憑依しわけのわからないところで涙したりして横の人を少し引かせちゃうくらいの無言タイプです。

「SING」でブタの主婦 ロジータが初めての舞台を成功させ、大量の子ブタ(ロジータの子供)が感動して押し寄せてくるところで花粉症の友人とポケットティッシュの取り合いになりました。(そんなに泣くとこじゃない)

 そんな憑依型無言タイプの私でも唯一憑依しきれず心の声がダダ漏れになるジャンルがあります。それが

「少女漫画実写化系映画」!!!!

 

うんうん。みんな、落ち着いて。たくさんオーディエンスが聞こえる・・・。南は山口北は長崎まで(狭)

映画レビューサイトでは恋愛系に限らず様々な漫画の実写化が公開される度にネットニュースで話題になりますよね。

 その中でも、一番微妙なポジショニングの実写化がこの「少女漫画」カテゴリーではないでしょうか。そもそも少女漫画は少年漫画より認知度が低く、なんなら原作があったなんて知らずに出演者の豪華さ、単純に面白そう、そんな理由で見る方も多いのでは?

でもなんだろう。なんでなんだろう、あの一目見ただけでわかる別冊マーガレット感・・・

君に届け (Blu-ray)

アオハライド

オオカミ少女と黒王子

今並べて思ったけど、制服着て横に並びすぎ。

 

ここ数年映画は洋画かピクサーぐらいしか見なかった私がこの【学校終わりにひるめしを食べながら無作為に選んだ映画を見る】という謎の習慣で、再びこの「実写化」の違和感に触れてしまったのです。

 

そして、プルタクポックミョン(韓国の激辛ラーメンとキンパをむさぼり食いながらチョイスした映画がコレ。最初に言っときます。生田斗真が好き。 

先生! 、、、好きになってもいいですか? [DVD]

完全に生田斗真にうつつ抜かされた~~

あと実は先生と生徒モノが好きぃいぃぃぃぃぃぃぃいぃいいい

くっっっっっそ~~~選んじゃったわ~~~~

私だって生田斗真に伝えたい思いあるわ。好き。付き合ってほしい。ほら。

確実に少女漫画臭がするんですがそれより生田斗真広瀬すずの顔面完璧だわ。完敗。何も戦ってないのに完敗。

 

まず最初に、生田斗真の顔面を持ってして少しぶっきら棒で生徒の人気もイマイチな世界史の伊藤はつとまるの?シンプルな眼鏡と気持ち程度のボサ髪では生田斗真のイケメンは隠し切れないしイマドキのJKにはお見通しだろ。

なんならスーツと眼鏡で男前が溢れ出してんだけど。もうダダ漏れ

 

広瀬すず演ずる響(ひびき)がマブタチに伊藤が好きという思いを打ち明ける場面、「あの伊藤ぅうぅ~!?」はもう、そぐわないリアクションランキング堂々1位だわ。

私があのマブタチなら「うん・・・私も・・・」ていう謎の泥沼展開だし、クラスの女子全員そうかもしんない。いきなりデスパレード。

 

そんな少し恥ずかしがり屋で純粋無垢な響が、口ベタだけどほんとは生徒思いな伊藤のやさしさに触れだんだん惹かれていくってのがメインストーリーなんだけど、その惹かれあう重要なシーンがもう・・・・!!違和感通り越して口をついてノブばりの「クセがすごいぃぃ!」が出ちゃう。

明らかに3シーン前くらいから担任が絶対ホームルームで「最近不審者が出没して~」て言うし。夜中の帰り道ちょっとふざけながらマブタチが「じゃあお互い変質者に襲われないように気を付けていこうね~」って言って別れるし。もうこれ変質者の伏線はりすぎて次回予告みたいになってるけど。変質者この後すぐ!みたいなってるけど。

伏線っていうかもう次の展開のご紹介。大変わかりやすくなっております状態で案の定一人で帰る響の後ろに真っ黒のフードかぶった男の影。

こちらが先ほどご紹介した変質者です。ご本人登場。

 

不安な表情で歩みを早める響。そしたら歩みはやめすぎてほぼダッシュなんだけど後ろに気を取られて響、コケたのよ。結構軽めにコケたところでスパイダーマンでももう少し後にくるだろってくらい同時に伊藤登場。

そして1度は生田斗真の胸で言いたい

「・・・・・怖かった」

 

変質者がどうなったかは見てからのお楽しみです。

 

そしてこの二人、この後どこに行ったと思います?

 

「先生・・・・ありがと。送ってくれて」

 

うんこれだわ!これでしょ?

私レベルになると、響んちの前で「じゃあ、気をつけろよ(頭ポンポン)」

「(また子ども扱い・・・)」までパッケージだと思ってた。

 

 

違うの。まさかの伊藤そのまま病院連れてったの。

びっ病院ーーーーーー!?!?

人生初の「びっ病院ーーーーーー!?!?」出ました私。

先生として恐怖におびえるかわいい生徒の対応、何が適切か確かに悩む場面ではあると思う。うん。でもね膝のかすり傷で外科は病院側もびっくり。なんなら病棟暗いし多分救急外来なの。もうなんの処方箋出すか迷う。処方箋の代わりに近くのドラックストア紹介しそう。

そして近づくスリッパの駆け寄る音。

 

伊藤、、、

まさか、、、、

 

まさか両親呼んでn・・・・呼んだーーーーーーー!!!

「ひびき!!!」言いながら駆け寄ってきてるぅぅぅうぅぅぅぅぅうぅ!!

 

えっ?響、車かなんかに敷かれたっけ?ってちょっと見返したくなっちゃう。違う意味で何度も見返したくなる映画になるわこれ。

 

伊藤!これは生徒思いのはき違えもいいとこやろ!伊藤!大げさすぎる何が何でも!!

 

ここでいったん伊藤が病院行った方がいいんじゃという不安とプルタクポックミョンの辛さでむせます。(私が)

 

ここにきてマブタチの「あの伊藤ぅうぅ~!?」があながち間違いではない気がしてきました。

ただこのあと伊藤に負けない奇行を見せる響。

 

何やかんやで映画なのでそりゃ山があれば谷もあり、響はショックなことが起きるわけです。

雨に濡れながら帰る響・・・。

通りかかったほろ酔いのサラリーマンに「夜遊びしてると先生にしかられちゃうよ~?」と若干ウザめに絡まれます。

 

そして響は立ち止まり、

「・・・・叱られたいよ!!!!」

 

サラリーマンも酔いが冷める意外性抜群の一言。ナルトもこの意外性には一目置くんじゃない?

 

「・・・先生の怒ったとことか・・笑ったとことか・・!もっと見たい・・」

これはもうサラリーマン誘ってるとしか思えないだろ、なにこのエロ漫画みたいなセリフ。そういったプレイのお誘いなの?すずちゃん早くない?

「先生が好きなのか?いけないコだなぁ~」

絡まれる響。いや絡んでいったなこれ。どっちかっていうとおじさんノッてあげたに近い。

 

そんでまぁ良い頃合いで伊藤がくるんだけどさぁ。この際タイミングよく誰かが来るなんていうよくあるシチュに突っ込んだりしないよ。私は。そんなこと言ったらつくしも道明寺もあんなにうまくいかないでしょ。

ただ雨に濡れたJKが「叱られたいよ!」はもうどこのサイトの広告ですか?クリックしちゃうわ。

「あれ・・・この子ほんとはちょっとイタい子なのかな・・?」という現実世界ならよくある、かわいい子って性格ちょっと残念な子多いよね~に当てはまる子なのかしら。おじさんタジタジ。

 

それをのちに、「あいつ(響)は・・・真っすぐで一生懸命で・・・」て真剣な面持ちで語る伊藤。真っすぐすぎて酔っぱらいのおじさんに打ち明けちゃったけどさ。方向少し間違えちゃったけどさ。

 

あれかな?無防備な女が持てるってこういうことなの!?無防備すぎて裸じゃないこれ!!?

すずだから許されんのかな。

私ぐらいの顔面偏差値だともう全裸で無防備にしてないと生田斗真は現れないのかもしれない。いやもっと遠のくな。

小栗旬山田優と結婚したように。ある程度自然の摂理なのかもしれないわそれが。

だから、生田斗真広瀬すずが惹かれあうのも自然なことであって、不自然なことが立て続いたこの「先生!」も一周まわってドキュメンタリーなのかもしれない。それを教えられる素敵な映画です。